初めての「青春ガールズ公演」 by AKB48・Kチーム

少し前からメールでもチケットが(抽選で)取れるようになったAKB。
根本さんの勧めもあり、僕も今日の1回目の公演を申し込んでみた。
返信が来ないのでてっきりハズレと思っていたら、たまぁにしかチェックしない
迷惑メールフォルダの方に当選メールが届いていた。当選しちゃった以上、
いくら私が紳士でも行かなくてはなりません。なので、行ってきました。
11時50分にドンキ着。渡されたチケットの番号は187番。その後石丸を
ぷらぷらしてドンキに戻ってきたのが12時25分。当然人いっぱいの中、
青さん、師匠、原田くん、根本さんが来ていたので、ちょっとお喋り。
「もとすきさんだったら8曲目あたりで怒って帰っちゃうかもよ」と青さん。
すでに15日に観て、楽曲が紳士向けでないよと忠告してくれてるわけである。
実は僕自身も、途中で帰ることになる予感がないわけでもなかった。
その後、根本さんに誘導してもらって廊下(180番台の人の定位置)に並ぶ。
目の前にアイドルライターの松爺(松井俊夫さん)がいた。
ちゃんと自腹で来ているようだ。偉いなあ。定刻に入場が始まり、
師匠・原田くん・青さんは2巡目で入場。根本さんも結構早めに入っていた。
自分は15巡目ぐらいで、もちろん立ち見。と思ったら、5列目に座っていた
根本さんが近づいて来て、僕に席を譲ってくれると言う。あまりにも
有り難すぎるご厚意なので丁重に辞退したが、何度も勧めてくださるので、
結局、お言葉に甘えて、椅子席で見させていただくことにした。
開演前にスタッフさんが舞台装置の故障による演出変更を詫びた。
その後、定刻通りに開演。以前に比べ着席から開演までが短く感じた。
幕が開くと、メンバー全員青いチェックのスカートの制服姿で登場。
曲は南少風の明るいパワーポップス。それが3曲続く。その間に、
えれぴょんの白いパンツがどかーんと見えてしまう。(感想省略)
3曲歌い終わったところで、自己紹介。注目のえれぴょんは、
昨日早野薫ちゃんと一緒に水族館に行った話を披露してくれた。
ペンギンを見てかおりんが「なんとなく親近感を感じる☆」みたいなことを
言って、それがかわいかったです☆みたいな話だった。この2人が一緒に
水族館で歩いてるトコを想像すると、それだけでちょっとタカマってしまう。
きっと2人ともかわいい私服だったんだろうなあ・・ピチレモン読んでるかなぁ・・
その後、ユニットコーナーに入る。最初の「Blue rose」は、サビがおいしい。
また秋元才加のダンスに迫力があるので、僕も思わず興奮してしまった。
続いて大島優子河西智美による「禁じられた2人」。これは2人の美少女性を
最大限に活かした耽美的な曲で、思わず引き込まれるものがあった。
ただ、大島優子の声がガラガラなのは、ちょっと可哀相だった。
その後は、えれぴょんかおりん中心にかわいい系メンバー8人による、
動物コスプレの歌。えれぴょんはピンクとグレイでデザインされた象の役。
これがものすごくカワイイ
あまりにもかわい過ぎて、他のメンバーのコスを忘れてしまった。許す。
その後4曲ほど、ラテン系というか、南国風というか、地味な曲が続く。
このへんはなんとなくSkiっぽかったり、おニャン子っぽかったりで、
音楽的にはあまりタカマれないところ。しかし、衣装がかわいいので、
推しメンバーを見ていれば退屈はしない。推してないメンバーの実力チェックも
この4曲の間で、ある程度できたと思う。その後、順番違うかも知れないけど、
メンバーが浴衣で登場する。この浴衣がまたカワイイ。要はAKB48という文字が
カラフルに配置されてるだけっぽいのだが、そのテキトーさが却ってクールというか、
ある意味ポップアートタイポグラフィになっていて、思わず欲しくなってしまった。
このあたりで「浴衣を着てお祭りに行くならどんな異性と一緒に行きたいか?
またどんなことをしたいか?」というお題のトークがあった。
注目のえれぴょんは、

リードしてくれる人☆

が好きだそうだ。くぅ〜、おれもリードしてぇ〜!

歩いてるときに、「危ないよ」って言ってくれるみたいな☆

くぅ〜、おれも言いてぇ〜! 「えれぴょん、危ないよ、師匠は。」
おれモナー、じゃなかった、はらだモナー、って感じですが、
紳士的にリードしてくれるのはもとすきさんだけであることを、
えれぴょんも心の中では薄々気付いているに違いない。
あと、もうちょっと後のMCで、「自分はどういう存在になりたいか?」
というテーマで話になったとき、大島優子ちゃんが、
「私を好きでない人からも“大島優子ってすごいね”と言われるような、
誰からも実力を認められてる人になりたい」みたいなことを言っていたのが
印象的だった。(私だってえれぴょんにばかり注目してるわけではないのだ。)
後半最大の山場は、やはりアンコールの「転がる石になれ」だろう。
途中、こぶしを突き上げるトコロもある激しい曲であるが、
こぶし嫌いの僕もいつの間にか煽られて上げてしまったぐらい、
エキサイティングな曲であった。最後は、あんまり最後っぽくない、
フラメンコ調の曲。しかしこれも、衣装と踊りがなかなかイイのと、あと、
えれぴょんが全体のセンターに来るフォーメーションになっているため、
気持ちよく観れた。途中で怒って帰ったりすることもなく、
心地よい余韻と共に観終えることができたのは、何よりであった。


終演後ただちにウェルカムブックを購入。ドンキの前でみんなと合流。
青さんが開口一番、
「いやぁ、やはり世界で一番かわいいのは小林香菜だよ」と、
意味不明の妄言を放っていたので、厳重に抗議しておいた。
香菜もまぁ全くかわいくないワケでもないが、いかんせんアホ過ぎる。
しかし、誰よりも先にまず糾弾しなくてはならないのは、河西智美である。
実際、この女のウザさは、ちょっと異常である。自分の持ち時間に
あざとさを振りまくだけならまだしも、他のメンバーと絡む場面でも
露骨にあざとく自分をアピールする姿勢は言語道断というほかない。
顔や声はそれなりにかわいいので、やや糾弾しにくい面もあるが、
今後は小林香菜よりも、河西智美を中心に糾弾していこう。


それはともかく、全体としては、予想を遥かに上回る良いステージであった。
楽曲そのものの質は決して高いレベルにはないのだが、
衣装の良さ(書き落としてるけど、後半の白いワンピースも良かった)や、
メンバーのかわいさ&一生懸命さ、舞台・客席双方の空気の良さ、
そして何よりも、グループ全体としてのまとまりの良さによって、
曲の地味さは十分に補われており、見ていてほとんど気にならなかった。
曲を聴くだけでも女の子を見るだけでもない、トークその他も含めた
《エンタテインメントショー》として素直に楽しめるものであった。
元々そういうものを目指していたはずのAKB48のライブを、
正しくそういうものとして楽しむことができた。それがとても嬉しかった。


しかーし、問題は、推しである。見ながら、そして見た後に色々考えたが、
ここは約8年ぶりに、「裏イチ推し戦術」で行くしかあるまいまい。
裏イチ推し戦術とは、自分の真のイチ推しが客観的に見てあまりかわいくない場合、
「もとすき=美少女を讃美しブスを糾弾する正義の紳士」というブランドイメージを
守るために、客観的に見ても十分かわいい2推しを表のイチ推しとして前面に出し、
真のイチ推しは隠蔽する、という戦術である。今だから話せるが、1998年当時、
初期モーニング娘。にハマっていた頃、私のイチ推しは中澤裕子であった。
だが中澤推しを公言すると、「もとすき=絶対美少女主義者」という看板に傷がつき、
友達からバカにされる恐れが強かったので、対世間向けにはあくまでも
安倍なつみイチ推しということにして、水面下でひそかに中澤裕子を推していたのであった。
今回もそのやり方を踏襲し、えれぴょんを表のイチ推しとして前面に出しつつ、
人目を忍んで真のイチ推しを応援して行くことにしよう。それが紳士の道である。


それにしても、人生とは分からないものである。
つい昨日までは、9月24日の制服向上委員会解散コンサートを最後に
アイドルオタク活動から引退し、その後は、在宅系宮崎あおいヌルヲタ兼
在宅系ハロプロヌルDD兼在宅系小池徹平ヲタ兼在宅系アンチAKBとして、
悠々自適の余生を送ろうと考えていたのに、その翌日には、
アンチどころかAKB48・チームKを好きになってしまうとは・・・。
まぁしかしとりあえず今はこの流れに逆らわず、チームKの魅力を
できるだけ深く味わうことに専念しよう。専念と言っても、これからすぐに
Berryz工房の季節も始まるから、急にチームK一辺倒になってしまう恐れはない。
あくまでもトップはベリ(桃子&りしゃこ)。トップ下にチームKという位置づけである。
それもまた来週あたりには、あっさり変わっているかも知れないが・・・・


今日の結論:AKBを笑う者はチームKに泣く。納得。


.