「NANA」を観て

劇場では結局観れなかった「NANA」。ようやくDVDで観れました。
全体の作りは予想通り子供向けだったものの、観ていて不快というほどではなかった。
これは、中島美嘉が下手なりに好演してたことが大きい。
で、問題のあおいちゃんはと言うと、これはもう期待を遥かに上回る可愛さでした。
「あおいちゃん、こんなにかわいかったのか・・・」と一種打ちのめされる感じだった。
去年の「星の王子さま」の時もそうでしたが、この人のかわいさには、
どこか人の心を揺さぶるものがある。決して癒したり心安らかにしてはくれないのだ。
なんなんだろうな、この胸に迫るかわいさは?
観終わってからしばらく考えてしまった。(その結果、王様のブランチは見逃し)
まずすぐに気付いたのは、かわいさの質が安倍なつみのそれに似ているということだ。
なっちとあおいちゃんの共通点は、ひと言でいえば、極度に人工的なナチュラルさ。
人工的というのは、意識的とも言えるし技術的と言ってもいいのだが、
要するに「作った」自然さ、作った無邪気さということ。
しかしその作為的な無邪気さに深いリアリティがあり、そこから可愛さが生まれる。
私を含め多くのアイドルオタクは作為は作為、天然は天然と、一定の区別をして
アイドルを鑑賞する姿勢をとっているはずだが、この宮崎あおいという人は、
その作為と自然さの境界を越えた地点にかわいさを現出させてしまう。それも飛び切りのかわいさを。
上記の区別を無意味なものにしてしまうそうした越境性が、宮崎あおいのかわいさが
僕を動揺させる最大の原因ではないか。とりあえず今はそう考えています。


これでまた、あおいちゃんのことが頭から離れない日々がしばらく続きそうである。
明日はハロプロのスポーツフェスティバルだと言うのに、困ったなぁ。。。