キヤノンのプリンターの広告について

キヤノンと言えば、プリンターの広告に山田優蒼井優夏帆の3人を
起用したことが話題になっているようだ。私はまだテレビCMは見てないが、
ポスターを見る限りでは、「なんでこの3人なの?」という違和感は禁じ得ない。
そもそも、山田優蒼井優とくれば、3人目は当然、長谷部優のはずではないか。
それでこそ、優・優・優、誘惑の摩天楼、優・優・優、夢が花咲くぅ♪ という、
いわゆる「すみれSEPTEMBER LOVE」的三位一体の境地に達せるのである。
天下のキヤノンがこの事実に気付かなかったはずはないので、なんらかの
社内事情があったことは間違いない。おそらく当初は山田優1人で行こうと
考えていたのだろう。しかし山田優だけでは到底長澤まさみに敵わないことを悟り、
蒼井優夏帆の2人を、いわば援軍として送り込んだに違いない。
これは、まったくもって、愚かな戦略と言わざるを得ない。
現在の日本の芸能界で長澤まさみちゃんに対抗できる人物は1人しかいない。
そう、宮崎あおいちゃんである。つまり、長澤まさみに勝つためには、
もはや宮崎あおいを投入する以外に戦略的選択肢はないのである。
天下のキヤノンがこの事実に気付かなかったはずはないので、ここには
ある事情が潜んでいたものと考えられる。その事情とはズバリ、偽装請負である。
何年も連続して好調な業績をあげる一方でひそかに下請け労働者を搾取していた
キヤノンのあくどいやり方を、骨の髄からのマルクス主義者である
宮崎あおいちゃんが許すはずがない。無論、CM出演などもってのほかである。
「こんなことなら下請けにもちゃんと賃金を払っておくべきだった…」
そう呟きながら唇を噛むキヤノン幹部たちの姿が目に浮かぶようだ。
だが、もう遅い。今年のプリンタ商戦はエプソンの圧勝で終わるだろう。納得。