『魔の山』に挑戦

文学、まっとうな文化、と来れば、やはりトーマス・マンでしょう。
ということで、今日から『魔の山』を読み始めた。
新潮文庫の活字が大きくなって読みやすくなったおかげで、
序盤は結構快調に読めている。トーマス・マンは「トニオ・クレーゲル」と
ヴェニスに死す」しか読んだことなかったが、ちょっと前に岩波文庫版の
短編集を読んだら意外と面白かったので、この勢いで魔の山を制覇したいところ。
トーマス・マンは、ヘルマン・ヘッセに比べて文章の芸術性が低いように思えて、
僕はあまり好きではないのだが、三島由紀夫が尊敬する外国人作家として
トーマス・マンを挙げているくらいなので、きっと本当は偉い作家なのだろう。
魔の山』を読むことで、マンの偉さを自分なりに理解できればと思う。