「バックダンサーズ!」を観て

今日は「バックダンサーズ!」の封切り日。
試写会を観たヲタの評判が良いのでシネマシティ立川へ観に行った。
入ってみると、客席はガラガラ。やや意外だったが、お蔭で楽に観れた。
開始そうそう、長部ジュリ役の長谷部優ちゃんがかわいい制服姿で登場。
さすがに違和感まだまだ十分似合うーーーー(゜∀゜)ーーー!!
とか言ってタカマッてると、短いぶりぶりアイドル時代&短い全盛期を経て、
ライブで結婚引退を宣言して開始17分でスクリーンから消えてしまった。
まぁそれは試写会を観たカタヤキ先生の日記で読んで知ってたけど、
わがままアイドルぶりがなかなかイイ感じだったので、残念だった。
さて、あとはオマケ。いささか長いオマケではあったが、
結論から言うと、結構面白かった。
何より、主役の4人(hiro、平山あやソニンサエコ)が好演している。
特にソニンの演技には迫力とリアリティがあり、かなりの存在感だった。
hiroは、演技は4人の中で一番素人臭かったものの、ダンスは一番うまかった。
脇役陣も、明らかに役不足木村佳乃を含めて、いい味出してる人が多かった。
この映画で最も評価が分かれるのは、ダンスシーンをめぐってであろう。
僕はダンスシーンも全体になかなか良いと思ったが、それはたぶん僕が
こういうダンスユニットを見慣れていて、基本的にダンスが好きだからだろう。
特にダンスに興味のない人が単純に映画の一シーンとして見た場合は、
おそらく賞賛を得られないことの方がずっと多いのではないだろうか。
これは監督の永山耕三氏自身がダンス好きであるがゆえの失敗かもしれない。
僕は特に永山監督を弁護する気はないが、ダンス好きでちょっと得したなとは思った。


クレジットロールで、製作者として宇野康秀が出てきたのには驚かなかったが、
製作エグゼクティブとして依田巽の名前がありながら、松浦勝人(MAX松浦)の名前が
どこにもなかったのはちょっと意外な感じがした。「日本初のダンスムービー」と
銘打っている以上、エイベックスがもっと深く製作に関わっていてもおかしくはない
はずだが・・・と考えて、エイベックスのタレントが長谷部優ぐらいしか出てない理由は
そのへんにあるのかも知れないなと思った。実際、この映画の内容なら、
バックダンサーズは、高本彩阿部絵里恵西田静香橘佳奈でも、
少しも不自然ではなかったはずだ。もちろんそれでは客は呼べないが。
そこまで考えてきて、「この内容ならdream総出演で見たかったなぁ」と
思っている自分に気付いた。観る前は、まさか自分がそんな事を思うとは、
それこそ夢にも思っていなかったが、実際思ってしまったのは、因果応報か。
僕にとって最高のバックダンサーズは今でも、そしてもしかしたら永遠に、
(長谷部優以外の)dreamなのかも知れない。