「ラブ☆コン」を観て

この連休中に観たい映画ナンバーワンが「ラブ☆コン」。
お台場のKチーム公演を回避して地元の映画館へ観に行った。
入ってみると、客席は女子中学生でいっぱい。
僕が予約していた席もすでに両隣が女の子に占められていた。
こりゃダメだと思い、同じ列の一番端の席を取った。
女の子のほとんどが友達連れだけに、とにかくペチャクチャうるさい。
予告編が始まってもまだ喋ってる子が多く、しかも、
画面いっぱいに市原隼人の顔が映ると「かっこいい!」とか
言ってる子もいて、さらにそれを聞いて遠い席から、
「うるせぇ。黙れ。」という声も聞こえてくる、所謂リアル厨房の世界。
新鮮でした。
映画も異例で、なんと本編の前に小池徹平くんと藤澤恵麻ちゃんによる
事前解説編みたいのが上映された。なんかヤな予感・・・
で、本編ですが、これはもう完全にマンガの世界。
大人の鑑賞に耐えるとかそういうのはいっさい関係ない、
100%女子中学生向けのラブコメディー映画でした。
南海キャンディーズしずちゃん温水洋一谷原章介といった
お笑い系の脇役がみな良い味を出していたため、結構笑えた。
一方、ヒロインの藤澤恵麻は、かわいそうなくらい可愛くなかった。
顔も演技も劣化していて、正直痛々しい感じであった。
玉置成実の劣化もひどく、もはやただのオバサンと化していた。
工藤里紗加藤未央はまあまあ。こんちゃん(近野成美)は地味化していた。
とまあしかし、そのへんはとりあえずどうでもいいのでありまして、
問題はもちろん、小池徹平くんである。
結論から言うと、確かにかわいかったし、カッコ良かった。
しかし、期待していたほどはかわいくもなかったしカッコ良くもなかった。
もちろん笑顔は最高にかわいいし、バスケの試合のシーンでの
負けず嫌いをむき出しにする表情なんかにはグッとくるものがあった。
しかし、何かが足りない。本来小池徹平なら、もっと圧倒的に
スクリーンの中で輝いていて当然のはずではないか。
小池くんが十分に輝けなかった原因はハッキリしている。
それは、監督もキャメラマンも小池くんを愛してないからだ。
単に仕事として適当に撮ってる姿勢が隠しようもなく伝わってきてしまった。
撮ってる側がこれでは、いくら小池くんが頑張ってもダメである。
ただ、それはそれとして、別の視点からの疑問も感じた。
それは小池くんの俳優活動の方向性についての疑問だ。
女の子のファン向けということならこの2枚目半的な方向でいいのだろう。
しかし僕としては、できれば「医龍」のときのような完全なカッコイイ路線の
イメージで、大人向けの映画を1本作って欲しいと思う。
できれば、高校生役を違和感なくこなせる今のうちに。
ここで、世間で噂の「小池徹平ホモ説」について私見を述べたい。
僕の見る限りでは、徹平くんはたぶん純粋なホモではないだろう。
しかしあの透明感というか、オスの匂いの欠如はただごとではないと思う。
あるいはバイセクシュアルかも知れない。とにかく普通の体質ではないはずだ。
正直に言えば、僕もこのへんで小池くん主演のホモ映画を観たい。
相手役は、できれば全くホモの匂いのしない美少年、たとえば、
KAT-TUN赤西仁くんかYa-Ya-yah山下翔央くんあたりがいいな。
現実にはジャニーズとの共演は実現困難だろうが、だからと言って、
市原隼人あたりで妥協して欲しくない。(ウェンツ瑛士は絶対イヤ!)
小池くんがノンケの相手に片思いして、純情を捧げて、最後は失恋する。
そんなストーリーを、飛びっきりキレイな映像で織り上げたフィルム。
そんな映画を今こそ観たいと思うのは、私だけだろうか。
いずれにせよ、この「ラブ☆コン」でも、小池徹平くんの魅力を
それなりに感じることはできた。次回作を楽しみに待とう。
http://www.lovecom-movie.com/index2.html


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