宮崎あおい in 純情きらり

出征の日が近づく達彦(福士誠治)は、残された時間を惜しみ、
憑かれたようにピアノを弾いている。それを見たかね(戸田恵子)は、
「お前は本当にピアノが好きなんだね。こんな事になるなら、
お前に好きなことをさせてあげればよかった…」と泣きながら言う。
そのかねを達彦は、「させてくれたじゃないか。東京へ音楽の勉強をしに
行かせてくれたじゃないか。あれは夢のような日々だったよ」と
優しく慰める。その優しさに打たれたかねは、翌日単身有森家に乗り込み、
桜子と達彦との結婚を申し込む。「好きな人と結婚すれば、
なんとしても生きて帰って来たいとあの子も考えるかも知れない。
私はそれに賭けてるんです!」と親のエゴをむき出しにするかね。
そんなかねの本音を知った上で、桜子は自分の気持ちをかねに告げる。
「わたしは、達彦さんと一緒になりたいです」。もはや迷いは全くない。
数日後、有森家に荷物が届いた。それはピアノ、それも父源一郎が
桜子に買い与え、桜子が勇太郎の学費のために売り払ったあのピアノだった。
達彦が桜子のために買い戻したのだ。ピアノには達彦からの手紙が添えられていた。
「音楽に賭ける夢だけは諦めないでください。自分はどこにいても、例え戦地にいても
ピアノを弾いている君を想うことが、僕の心のささえです」。桜子は泣き崩れる。
数日後、笛子(寺島しのぶ)が達彦を訪ね、「ご出征の前に桜子がぜひピアノを
お聞かせしたいと申しておりますので、当家へお越し下さい」と懇請する。
誘いを容れて達彦が有森家を訪れると、有森家の人々は婚姻の儀を整えて待っていた。
白い花の冠を戴いた桜子はウェディングドレス姿で幸せな笑顔を達彦に向ける。。。


今日はとにかく達彦がカッコ良かった。かねを慰める優しさはすでに涙モノ。
とはいえ、泣かせの山場は桜子への手紙だった。「ピアノを弾く君を想うことが支えです」
のところでは、僕も思わず号泣してしまった。今までは、泣くといっても、
目にじんわり涙が溢れてくるぐらいだったが、今日は嗚咽まじりのマジ泣き。
隣で見ていた母親も同様だった。ブログ検索してみると、全国的に同様だったようだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/rio_6raue/36931530.html
http://blogs.yahoo.co.jp/nohika0202/9914688.html
http://blogs.yahoo.co.jp/mdhmt732/36933280.html
http://d.hatena.ne.jp/mayumama8/20060629
http://tuiteru.livedoor.biz/archives/50094483.html

こんな良いドラマを毎朝見れる幸福を噛みしめながら、明日のオンエアを待とう。
ちなみに、明日はたぶん桜子と達彦のキスシーンがあると思われる。
宮崎あおいファンならずとも必見と言ってよいだろう。
柳生みゆファンの紳士なら、もちろん必見である。